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花火撮影にチャレンジ☆ ~準備編

■ 花火を撮影するための機材準備
夏の風物詩といえば花火、夜空を彩る花火はとても鮮やかで綺麗ですよね!
今回は夜景撮影の延長として、花火撮影のテクニックをお伝えしてみたいと思います。
花火撮影って難しくない?って思われがちですが、基本さえ押さえておけば大丈夫!誰もが容易に花火を撮影する事ができるようになりますので
まずはこの講座に最後までお付き合いください☆ 今夏は花火撮影にチャレンジして素敵な作品をモノにしてくださいね!
花火も基本的には夜景と同じ感覚で撮影を行なうのですが、花火ならではのノウハウもありますので順を追って見ていく事にしましょう。
なお今回の講座ではデジタル一眼レフカメラを使用して花火撮影を行う、という条件の下で話を進めていきたいと思います。
 
なぜ一眼レフ?って思われる方も多い事と思いますが、ミラーレス一眼やコンパクトデジカメの場合、ほとんどの機種は
一眼レフのファインダーに相当するものが無いため、必然的に液晶画面を見ながら撮影をする事になってしまいます。
花火撮影のように暗闇の中で被写体を追うような条件の下では、液晶自体が明るく光ってしまうため画面に映る花火そのものが見づらくなってしまい
どうしても構図や露出のコントロールが難しくなってしまいがちです。
さらにコンパクトデジカメの場合、ほとんどの機種はシャッター速度や絞りをコントロールすることが出来ないため
条件的に花火撮影そのものが大変難しくなってしまうわけですね。携帯カメラやコンパクトデジカメのユーザーが綺麗に花火が撮れない!って感じるのは
実はこのあたりの理由が原因だったりするわけです。
<デジタル一眼レフカメラ>
今では各メーカーからデジタル一眼レフ(デジ一眼)のラインナップが確立され、ビギナーからプロまで幅広い人たちがデジ一眼ライフを楽しむ事が出来るようになりました。ここでは花火撮影のための主要機材として取り上げてみました。
デジ一眼にはレンズ交換式とそうでないタイプの2種類がありますが、シャッター速度と絞りのそれぞれをコントロールできる機種であればどちらの機種でも大丈夫です。
使用レンズは花火までの距離にもよりますが、標準系(フルサイズなら24mm-85mmクラス、APS-Cサイズなら17-85mmクラス)のズームレンズが便利ですね。
<三 脚>
花火撮影は三脚を使用しなければ写す事ができない必要不可欠なものです。よく「荷物になる、重い、面倒くさい」などといった理由で敬遠する方がいらっしゃいますが、シャープな花火写真を撮るためには三脚は極めて重要なアイテムといえるでしょう。
サイズとしては各メーカーから発売されている中型三脚以上のものであれば大丈夫ですが、
大きく重い三脚ほどより安定性は増すのでお手持ちの三脚の中で一番大きなものを使いましょう。
現地で撮影場所をキープするためのアイテムとして使うこともできますよ。
<ケーブルレリーズ>
花火撮影においてシャッターを切る時はケーブルレリーズを用います。
夜景撮影においても同様の事がいえるのですが、三脚を使用しているからといって
カメラ本体のシャッターボタンを直接指で押すのはブレの原因にもなりますので避けたいですね。
指で押した瞬間にわずかな振動がボディーに伝わってしまい、結果的にブレを生み出すわけです。
ケーブルレリーズを使用すればカメラ本体に直接触れること無くシャッターを切る事ができるので
ぜひ用意しておきたいアクセサリーといえるでしょう。
<PLフィルター>
花火を撮影するのにPLフィルター?って思われるかもしれませんが、
日ごろから風景写真を撮影されている愛好家の方々であれば、PLフィルターを愛用されている方は
少なくないかと思います。
ここでは偏光効果ではなく「減光」を目的、つまりNDフィルターの代わりとして使用します。
といっても使用する機会は花火大会のごく一部、フィナーレのシーンのみといって良いでしょう。
大会プログラムの中にスターマインの連発があればその時に使用しても良いのですが
わざわざ暗い中でフィルターを付けたり外したりするのも煩わしいというもの。
フィナーレは多数の種類の花火が連続的に打ち上がり、通常の露出ではオーバーになってしまいます。
少しでも露出オーバーを避けるために使用してみるのがベターといえるでしょう。
<その他 持っていれば役立つアイテム>
ペンライト … 手元で細かい作業を行なう場合やデータを書き込む時にあると便利
飲料水 … 夏場はたとえ夕方といえとにかく暑いです!最低ペットボトル1本は用意しておきたいですね
予備の電池 … 夜間撮影はとにかく電池の消耗が激しいので、用意をしておけば安心です
虫除け・虫さされの薬 … 広い河原などで行なわれるため、蚊の餌食にならないためにもぜひご用意を!
■ これが大切!花火大会の情報を集める
1・どこから花火大会の情報を集めるか?
花火を撮影するためには事前の情報収集が重要なポイントになってきます。
これまで私が経験から得た事を交えながら話をすすめていきましょう。
まず最初にやらなければならない事は、花火がいつ、どこで、どれくらいの時間(打ち上げ数)で行なわれるか、を調べるところから始まります。
その中から自分の行きたい花火大会をリストアップしていくわけですね。
では何を情報源にすれば良いのでしょう?
現在はインターネットの普及に伴い、ありとあらゆる情報を入手出来るようになりました。これを使わない手は無いですよね?
そこで私がお薦めするサイトをご紹介しましょう。

日本の花火  一年を通しての花火情報が満載のサイトです。花火掲示板から得られる有益な情報も!

花火大会INFORMATION  全国の花火情報の最新情報が詳細に掲載されています

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この他の手段として、毎年この時期に発売される花火大会特集の各種週刊誌なども詳細な情報が得られるので便利です。
2・ロケハンが作品の仕上がりを左右する

さて、自分の行きたい花火大会が決まったら次はロケハン(現地下見)を行ないたいところですね。
いざ当日になって撮影場所をウロウロ探すのは精神的にもよくありませんし、思い通りの花火写真が撮れずに結果的に失敗に終わってしまいます。
遅くとも前日までには実際に現地に行って、打ち上げ場所、周囲の状況、障害物の有無などを確認しておきたいものです。
この時にふだん使用しているカメラとレンズを持っていって、フレーミングの確認をしておくと実感が沸いてきますよね。
当日になって慌てることもまず無いかと思います。
また、前日くらいになると現場のあちこちで場所取り用のレジャーシートが敷かれているかと思います。もし理想的な撮影場所が見つかったのであれば、合わせて場所を押さえておくのも一つの方法ですね。
3・現地入りはなるべく早めに!

さぁ、撮影場所も決まりあとは当日に行くだけとなりました。
一応念のために現地へは早めに行くようにしましょう。というのもロケハンの時に押さえていた場所が急遽使えなくなる可能性もあるんです。
これは主に打ち上げ場所の近辺で起こりうる事なのですが、花火の燃えかすが落下してくるような場所は直前になって立入禁止になる事が多いものです。花火大会によっては立ち入り禁止区域を明確にしていない事があって、当日になって大会実行委員や消防、警察から立ち退きを要請される事もあります。
そうなると新たな撮影場所を確保しなければならないので、余裕を持つという意味でも早めに行く方がベターといえるでしょう。
また花火撮影は至近距離で撮れば良いというものではなく、打ち上げポイントから200~300mが理想的な距離といえます。
また次の4でも同様の事が当てはまります。

■場所取りもほどほどに!
昨今、場所取りの方法に疑問視される声が上がってきております。
花火大会の1週間前から河川敷にブルーシートが敷かれている…こんなケースも出始めてきていますが、
何でも早ければ良いのかといえば、決してそのような事はありません。河川敷は個人が独占できる場所ではなく、誰もが公平に利用できる場所です。
これは花火撮影をする人ではなく、花火を眺めながら宴会を行なう人たちに多く見受けられるケースのようです。
さらには面積にして10畳くらい場所取りをする人、ブルーシートどころか油性スプレーで河川敷の草に直接ラインを書き込む者まで現れる始末…
皆さんはこの現実をどのように受け止めますか?
やはり常識と節度のある行動があってこそ、多くの人たちが楽しみを共有する事ができるというものではないでしょうか?
ちなみに法的には河川敷に場所取りをしたところで、「占拠」にはならないそうです。ブルーシートやヒモが運営委員の方や他の見物人に撤去されても
何の文句も言えませんのでご注意くださいね。
4・理想的な撮影ポジション
花火撮影のポジション選びですが、打ち上げ場所に近ければ良いというわけではありません。
あまり近すぎると花火が画面全体に入りきらなくなる上、見上げる角度も大きくなるため
非常に撮影しづらくなります。目安としては打ち上げ場所から300m前後がベターといえます。
たいていの花火大会は大きな河川敷が行なわれますが、理想としては河原にある大きな木の前
を選びたいところです。理由としては背後に木があるため誰もおらず、安心して三脚を立てる
事ができます。もし大きな木が無ければ土手の斜面の頂上から1m下がった所を選びましょう。
土手上では通行人の往来も激しく邪魔になってしまいます。斜面は足場こそ悪いですが
見晴らしも良く撮影にはもってこいの場所といえます。この場合、三脚の立て方としては
前に脚2本、手前に1本伸ばし、雲台プレートが水平になるように立ててください。。
5・風向きに気をつけよう

一番困るのがこの風向きなんですね。せっかく良い撮影場所を確保しても当日の風向きによっては最悪な場所になりかねません。
理想は風上からの撮影なんですが、気象状況ばかりは運も絡んできますので普段からの心がけが大切かもしれません…
ただし目安として、夏場は南風の日が多い(地形状況によって異なりますが)のでロケハンの時に目安だけはつけておいた方が良いでしょうね。
当日上空の風の流れを知る方法として、明るいうちから信号雷と呼ばれる光玉を数発打ち上げる事があります。
この時の煙の流れを観察しておけばある程度の流れを知る事が出来ますね。なお信号雷と実際の花火とは打ち上げる高さが異なりますので
あくまでも風向きの目安として見ておく事をお勧めいたします。
何よりも一番悲惨なのが無風状態でしょう。ごくまれに起こりうるのですが、上空が煙に包まれてしまい、打ち上げるごとに煙が充満するので最後は何も見えなくなってしまいます。
こうなってしまうと撮影どころではなくなってしまいますよねぇ~
6・プログラムを入手しよう

花火大会全体の流れを知っておくために、現地で配布されているプログラムを入手しておくと撮影する上で便利です。
花火と言っても単発花火、連続花火、デザインの花火、地上花火など様々な形態があります。
それぞれの花火に合わせた撮影方法でいきたいものですが、あらかじめプログラムを入手しておけば大会全体の流れがわかるので
撮影をしていく中において大変に重宝します。
大会によってはプログラムを用意していない事もありますので、事前に実行委員会などに問い合わせておくと良いでしょう。

さあ準備はすべて整いましたね。次はいよいよ実践編、どのように撮影を行えばよいのか見ていく事にしましょう。
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